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インプラントのお手入れ方法!毎日のケアからプロのメンテナンスまで完全ガイド

インプラントは、失った歯を補うための非常に有効な治療方法ですが、その効果を長持ちさせるためには日常的なお手入れが欠かせません。インプラントは人工の歯根であり、天然の歯とは異なる材質で作られています。

そのため、適切なケアを怠ると、インプラント周囲の組織に炎症が起こることがあります。インプラント周囲炎は、歯を支える骨や歯肉にダメージを与え、最悪の場合、インプラントの脱落につながることもあります。インプラントを健康な状態で維持するためには、毎日の正しい歯磨きやデンタルフロスの使用、定期的な歯科医院でのメンテナンスが必要です。

また、インプラントを長く使用するためには、専門家の指導に基づく適切なセルフケアが重要です。インプラント治療後のケアは複雑ではありませんが、注意深く行うことでインプラントの寿命を延ばし、健康な口腔環境を保つことが可能です。日常のケアとプロのサポートを組み合わせることで、安心してインプラントを使用し続けることができます。

インプラントや審美歯科はきらり大森歯科へ

きらり大森歯科では、インプラント治療や審美歯科を含む幅広い歯科サービスをご提供し、患者様一人ひとりに最適な治療を行っています。最新の技術を使用し、痛みの少ない治療と安心して受けられる環境づくりに注力しています。インプラント治療で自然な機能を回復し、審美歯科では歯の美しさを追求することで、患者様の健康と美しさをサポートいたします。丁寧なカウンセリングを通じて、最適な治療をご提供しております。

きらり大森歯科
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住所 〒143-0016東京都大田区大森北1-17-13 Acn大森駅前ビル1F2F
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はじめに

インプラント治療の重要性とその後のお手入れの必要性

インプラント治療は、失った歯を補うための信頼性の高い方法です。多くの患者が審美性と機能性を取り戻すためにインプラントを選択していますが、その成功は手術そのものだけでなく、その後の適切なお手入れにも大きく依存しています。インプラントは骨にしっかりと結合することで高い安定性を得られますが、天然の歯とは異なり、歯根膜がないため、異物としての特徴を持っています。そのため、周囲の歯肉や骨との健全な関係を保つためには、インプラント特有のメンテナンスが必要です。

インプラントを長持ちさせるためには、口腔内の清潔さを保つことが非常に重要です。食事や飲み物によるプラークの蓄積は、天然の歯と同様にインプラントにも起こり得ます。特に、インプラントの周囲は細菌の温床となりやすく、放置すると炎症を引き起こし、インプラント周囲炎と呼ばれる状態に進行する可能性があります。この炎症は、歯周病と似た症状を呈し、進行すると顎骨の吸収やインプラントの脱落を引き起こす恐れがあるため、初期段階での適切な対応が求められます。

毎日の歯磨きやフロスの使用は、インプラントを健康に保つための基本的なステップです。しかし、インプラントの構造は天然の歯と異なるため、適切な清掃方法を知っておくことが重要です。インプラントの周囲を優しく磨き、プラークを取り除くことが推奨されます。また、デンタルフロスやインプラント専用の清掃器具を使って、歯間の細菌も取り除くことが効果的です。

さらに、定期的な歯科医院でのチェックアップとプロフェッショナルクリーニングも欠かせません。歯科医師や歯科衛生士は、患者自身が気づきにくいインプラント周囲の問題を早期に発見し、専門的なケアを提供することができます。これにより、インプラントの長期的な成功率を高めることができます。インプラント治療を成功させるためには、適切なセルフケアとプロによる定期的なメンテナンスの両方が必要です。この二つの要素が相まって、インプラントの健康を保ち、その効果を最大限に引き出すことができます。

インプラントを長持ちさせるためのケアのポイント

インプラントを長持ちさせるためには、日々の丁寧なケアが欠かせません。インプラントは天然歯と似た役割を果たしますが、その構造と材質の違いから、特有のメンテナンスが必要です。まず最初に考慮すべきは、毎日の歯磨きです。インプラント周囲の歯肉は細菌に対して非常に敏感であり、汚れやプラークの蓄積は炎症を引き起こしやすくなります。そのため、インプラント周囲の清掃は特に念入りに行うことが重要です。柔らかめの歯ブラシを使って、インプラントとその周囲を優しく磨くことで、細菌の繁殖を防ぎます。

次に重要なのは、デンタルフロスや歯間ブラシを使った歯間部の清掃です。インプラントと歯肉の境目には、プラークや食べかすが溜まりやすいです。この部分の清掃を怠ると、細菌が繁殖し、インプラント周囲炎を引き起こす可能性があります。インプラント専用のデンタルフロスや歯間ブラシを使って、毎日のケアを徹底することが求められます。また、インプラントの清掃には専用の器具も有効です。例えば、インプラント用のスケーラーやソフトタイプの歯間ブラシなどを使用すると、より効果的に清掃ができます。

また、インプラントを長持ちさせるためには、生活習慣も見直す必要があります。喫煙や過度の飲酒は、インプラント周囲の組織に悪影響を与え、炎症を引き起こすリスクを高めます。喫煙は特に、歯肉の血流を阻害し、インプラントの定着を妨げる原因となるため、禁煙が推奨されます。また、過度のストレスや不規則な生活リズムも、免疫力を低下させ、口腔内の健康に影響を与えることがあります。規則正しい生活習慣とバランスの取れた食事を心がけることが、インプラントの健康維持に繋がります。

さらに、定期的な歯科医院でのメンテナンスも忘れてはいけません。専門家によるプロフェッショナルクリーニングは、日常のセルフケアだけでは取り除けないプラークや歯石を除去し、インプラント周囲の健康を保つのに役立ちます。定期的なチェックアップを受けることで、インプラント周囲の早期の問題を発見し、適切な対策を講じることができます。これにより、インプラントの寿命を延ばし、長期間にわたって快適に使用することができるのです。

インプラントのお手入れの基本

インプラントと天然歯の違い

インプラントは、失った歯の代わりに人工的に埋め込む歯の構造であり、天然歯とはいくつかの重要な違いがあります。まず、インプラントは通常、チタンやジルコニアといった生体親和性の高い素材で作られており、顎の骨にしっかりと結合することで固定されます。このため、インプラントは天然歯に比べて強固であり、咬合力にも優れています。しかしながら、インプラントには神経がないため、圧力や痛みの感覚を直接感じることができません。これは、過剰な力がかかっても気づかずに放置してしまいがちで、結果として周囲の組織や骨にダメージを与える可能性があります。

一方で、天然歯は歯根膜という薄い膜に包まれており、歯根を介して感覚を伝えることができます。この歯根膜はクッションの役割を果たし、噛む力を適度に分散させるため、過度な力が直接歯に加わることを防いでいます。また、天然歯は歯のエナメル質や象牙質といった構造で保護されており、自然の再生能力があります。これに対して、インプラントには自己修復能力がないため、損傷を受けた場合には専門的な治療が必要になります。

さらに、インプラントと天然歯の間にはケアの方法にも違いがあります。天然歯は唾液や歯茎の血液供給によって栄養が供給され、自然の防御機能を持っていますが、インプラントにはこれがありません。そのため、インプラント周囲の組織は感染や炎症に対してより敏感であり、特に注意が必要です。日常的な歯磨きやデンタルフロスの使用が必須であり、インプラント周囲の清潔を保つために特別なケア用品を使用することも推奨されます。

インプラント周囲の健康を維持するためには、定期的な歯科検診も重要です。インプラントはその耐久性にもかかわらず、周囲の骨や歯肉が健康でなければその性能を十分に発揮できません。歯科医師による定期的なチェックとプロフェッショナルクリーニングを受けることで、インプラントの寿命を延ばし、長期間にわたって快適に使用することが可能です。このように、インプラントと天然歯の違いを理解し、それに応じたケアを行うことが、インプラントを長持ちさせるための基本的なポイントとなります。

毎日の歯磨きの仕方

インプラントを健康に保つためには、毎日の歯磨きが非常に重要です。インプラントの周囲は、天然歯と同じようにプラークが溜まりやすく、放置すると炎症や感染の原因となることがあります。まず、歯磨きの際には柔らかい毛の歯ブラシを使用することが推奨されます。硬い毛の歯ブラシは歯肉を傷つける可能性があり、インプラント周囲の組織を傷めるリスクを高めるからです。歯ブラシを選ぶ際には、インプラント専用の歯ブラシや歯間ブラシを使用すると、より効果的に清掃できます。

歯磨きの方法としては、インプラントの周囲を軽くマッサージするように磨くのが効果的です。歯とインプラントの境目や歯肉のラインに沿ってブラシを45度の角度で当て、小刻みに動かしながら丁寧に磨きます。この方法で、歯肉に溜まったプラークを効果的に除去し、歯肉の健康を保つことができます。また、ブラッシングの際には過度な力をかけず、優しく磨くことが大切です。強く磨きすぎると歯肉を傷つけるだけでなく、インプラントの表面を傷つける可能性もあります。

加えて、歯磨きの時間も重要です。短時間で済ませるのではなく、最低でも二分間を目安にして全ての歯とインプラントをしっかりと磨くように心がけましょう。特にインプラントの周囲は汚れが溜まりやすい部分なので、時間をかけて念入りに磨くことが求められます。毎食後の歯磨きが理想ですが、少なくとも朝と夜の二回はしっかりと歯を磨く習慣を持つことが大切です。

さらに、歯磨き後にはデンタルフロスや歯間ブラシを使用して、歯と歯の間に残った食べかすやプラークを除去することも不可欠です。インプラントは歯肉との接合部分に細菌が溜まりやすいため、こうした補助的な清掃器具を使用して、歯間の細部まで清潔に保つことが求められます。また、マウスウォッシュの使用も口腔内の衛生状態を保つのに有効です。ただし、アルコールを含まないタイプを選ぶと、口腔内を乾燥させずに済みます。

毎日の正しい歯磨きと適切なケアは、インプラントの健康維持に直結します。インプラントを長く快適に使い続けるためにも、丁寧な歯磨きと清掃を習慣化し、歯科医師の指導に基づいたケアを心がけることが重要です。

デンタルフロスとインプラント専用ブラシの使い方

インプラントを長持ちさせるためには、日常的な口腔ケアが非常に重要です。その中でもデンタルフロスとインプラント専用ブラシの使用は欠かせません。これらのツールを正しく使うことで、インプラント周囲の清潔を保ち、炎症や感染のリスクを減らすことができます。

まず、デンタルフロスの使い方について説明します。デンタルフロスは、歯と歯の間やインプラントの隙間に溜まったプラークや食べかすを取り除くためのツールです。フロスを約30センチメートルほど切り取り、両端を指に巻きつけて張りを持たせます。次に、フロスを歯間に滑り込ませ、軽く左右に動かしながらプラークをかき出します。インプラント周囲では、特に優しく行うことが重要です。強く押しつけたり急に動かしたりすると、インプラントの周囲の歯肉や接合部にダメージを与える可能性があるため、注意が必要です。また、フロスを歯肉の下に少し入れ込み、インプラントと歯肉の接合部分を丁寧に清掃します。この部分は汚れが溜まりやすく、炎症を引き起こす原因となり得るため、特に気をつけて清掃することが大切です。

次に、インプラント専用ブラシの使い方についてです。インプラント専用ブラシは、インプラントの周囲の細かい部分を清掃するために設計されています。通常の歯ブラシと異なり、インプラント専用ブラシはより細い毛先や特殊な形状を持っており、インプラントと歯肉の境目などの難しい部分を効果的に清掃することができます。ブラシを使用する際は、まずインプラントの周囲にブラシを当て、軽く回転させるように動かして清掃します。この時、ブラシを強く押し当てないようにし、歯肉を傷つけないよう注意しましょう。インプラント専用ブラシは、細かい部分まで届くため、インプラントの周囲や歯間の隙間の清掃に非常に効果的です。

さらに、インプラントのメンテナンスでは、使用するフロスやブラシの種類も重要です。特にインプラント専用のフロスや歯間ブラシを選ぶと、より効果的に汚れを除去できます。また、フロスやブラシの交換時期も意識する必要があります。古くなったフロスやブラシは清掃効果が落ちるだけでなく、細菌の繁殖を助長することもあるため、定期的に新しいものに交換することが求められます。

正しいデンタルフロスとインプラント専用ブラシの使い方を習得し、日々のケアに取り入れることで、インプラントの健康を長く維持することができます。インプラントは特別なケアが必要ですが、適切な方法で清掃を行うことで、その効果を最大限に引き出すことができるのです。

効果的なインプラントケア用品の選び方

歯磨き粉の選び方!フッ素配合と非配合

インプラントを長持ちさせるためには、適切なケア用品を選ぶことが大切です。特に歯磨き粉の選び方については、フッ素配合と非配合のどちらを選ぶべきか迷うこともあるかもしれません。それぞれの特徴を理解することで、より効果的なインプラントケアが可能になります。

まず、フッ素配合の歯磨き粉について考えてみましょう。フッ素は天然の鉱物で、歯のエナメル質を強化し、虫歯の予防に効果があることが広く知られています。フッ素が含まれた歯磨き粉は、歯の再石灰化を促進し、酸によるエナメル質の溶解を防ぐ働きを持っています。これにより、歯の表面に虫歯ができにくくなるのです。インプラントそのものには虫歯は発生しませんが、周囲の天然歯や歯肉を守るためにフッ素配合の歯磨き粉を使用することは有効です。特にインプラント周囲の歯肉の健康を保つことは、インプラントの長寿命化に直結しますので、フッ素配合の歯磨き粉を使用することが推奨される場合があります。

一方で、フッ素がインプラントに直接影響を与えることはありませんが、インプラント周囲の歯肉や骨に異常がある場合は、フッ素配合の歯磨き粉の使用に慎重になるべき場合もあります。これは、過剰なフッ素が歯肉や粘膜に刺激を与える可能性があるためです。そのため、インプラントを装着している方で歯肉が敏感な場合は、フッ素の濃度や歯磨き粉の成分を確認し、歯科医師に相談することが重要です。

次に、フッ素非配合の歯磨き粉についてですが、こちらは主に歯肉炎や歯周病の予防を目的とした製品が多くあります。フッ素非配合の歯磨き粉には、抗菌成分や消炎成分が含まれていることが多く、これらは歯肉の健康を保つのに役立ちます。インプラント周囲の炎症を防ぐためには、フッ素非配合の歯磨き粉を使用することが適している場合もあります。特に、インプラント周囲炎のリスクが高い方や、既に歯肉に炎症がある場合は、こうした歯磨き粉を選ぶことでインプラントの周囲環境を整えることができます。

インプラントケアにおいて最も重要なのは、個々の口腔状態に適したケア用品を選ぶことです。歯磨き粉に含まれる成分は多岐にわたるため、自分の口腔内の状態やインプラントの健康状態に合わせて選ぶことが必要です。また、選んだ歯磨き粉が自分に合っているかどうかを確認するためには、歯科医師のアドバイスを受けることも大切です。どちらのタイプの歯磨き粉を使用するにしても、インプラントの健康維持のためには正しいブラッシング方法と定期的な歯科医院でのチェックアップが欠かせません。

洗口液の役割とおすすめの製品

洗口液は、インプラントを含む口腔内の健康を保つために効果的なツールの一つです。洗口液は、ブラッシングやフロスだけでは届きにくい部分の汚れや細菌を除去する役割を持っています。インプラントを装着している場合、特に注意すべきはインプラント周囲の組織を清潔に保つことです。洗口液を使用することで、インプラント周囲の健康をサポートし、炎症や感染のリスクを軽減することができます。

洗口液には、抗菌作用や消炎作用を持つ成分が含まれていることが多く、これにより口腔内の細菌の増殖を抑える効果があります。特にインプラントをしている方にとっては、歯肉や骨に影響を与える細菌のコントロールが重要です。適切な洗口液を使用することで、歯肉炎やインプラント周囲炎といったトラブルを防ぐ手助けをしてくれます。

また、洗口液は口腔内の臭いや汚れを取り除く効果もあり、口臭の予防にも役立ちます。インプラント周囲は細菌が溜まりやすく、適切なケアを行わないと口臭の原因になることがあります。洗口液を日常のケアに取り入れることで、口臭の予防とともに、インプラントの周囲環境を良好に保つことが可能です。

洗口液の選び方についてですが、アルコールを含まないタイプのものがおすすめです。アルコールが含まれている洗口液は口腔内を乾燥させる可能性があり、長期的な使用により歯肉やインプラント周囲の組織に負担をかけることがあります。アルコールフリーの洗口液であれば、口腔内を乾燥させることなく、効果的に細菌をコントロールすることができます。また、抗菌成分や消炎成分が含まれている製品を選ぶことで、より効果的にインプラント周囲の健康を維持することができます。

さらに、洗口液にはフッ素を含む製品もあります。フッ素は歯のエナメル質を強化し、虫歯の予防に効果的です。インプラントそのものには虫歯は発生しませんが、周囲の天然歯を守るためにフッ素配合の洗口液を使用することは有効です。ただし、フッ素がインプラント周囲の組織に直接的な影響を与えることはないため、選択する際は自身の口腔状態や歯科医師の指導に基づいて決定することが重要です。

洗口液を使用する頻度や量についても、製品の指示に従うことが大切です。過剰な使用は口腔内のバランスを崩す可能性があるため、適切な使用方法を守ることが求められます。毎日のブラッシングやフロスと組み合わせて洗口液を使用することで、インプラントの健康を長く保つことができるでしょう。正しい洗口液の使用が、インプラントの長期的な成功につながるのです。

歯間ブラシやフロスの種類とその選び方

インプラントを含む口腔ケアにおいて、歯間ブラシやデンタルフロスの使用は非常に重要です。これらのツールは、歯と歯の間やインプラント周囲の隙間に溜まったプラークや食べかすを効果的に除去し、口腔内の健康を保つ役割を果たします。歯間ブラシやフロスにはさまざまな種類があり、それぞれの特徴を理解して選ぶことが、効果的なケアにつながります。

まず、歯間ブラシについてです。歯間ブラシは、細いワイヤーに毛が植えられたブラシで、歯と歯の間の隙間に入り込んで清掃するために使います。歯間ブラシのサイズはさまざまで、隙間の広さに応じて適切なサイズを選ぶことが大切です。一般的に、歯間ブラシは隙間が広い部分や、インプラント周囲の清掃に適しています。歯間ブラシを選ぶ際には、サイズが合わないと効果が半減してしまうため、歯科医師に相談して適切なサイズを選ぶと良いでしょう。また、柔らかい毛の歯間ブラシを選ぶと、歯肉やインプラント周囲の組織を傷つけるリスクを減らすことができます。

次に、デンタルフロスの種類について考えてみます。デンタルフロスには、ワックス付きとワックスなしの2種類があります。ワックス付きフロスは滑りが良く、歯と歯の間に入り込みやすいため、初心者や歯間が狭い方に向いています。ワックスなしのフロスは、歯間での摩擦が大きく、プラークをしっかりと除去できるため、より効果的な清掃が可能です。インプラント周囲の清掃には、特に太めのフロスや、スポンジ状の特殊フロスが効果的です。これらのフロスは、インプラントの周囲をしっかりと包み込み、プラークを効率的に除去します。

また、デンタルテープという種類のフロスもあります。これは通常のフロスよりも幅が広く、歯と歯の間の面を広くカバーすることができます。歯間が比較的広い場合や、歯茎に優しいケアを求める場合には、デンタルテープが適しています。インプラント周囲の細かい部分には、スーパーフロスという先端が硬くなっているフロスが便利です。これを使うと、ブリッジやインプラントの下にフロスを通しやすく、効果的に清掃ができます。

歯間ブラシやデンタルフロスを選ぶ際には、自分の口腔環境やインプラントの状態に合ったものを選ぶことが重要です。歯科医師のアドバイスを受けながら、自分に最適なケア用品を見つけると良いでしょう。また、どちらのツールを使用する場合も、清掃時には優しく丁寧に行うことが大切です。力を入れすぎると歯肉を傷つけることがあるため、慎重に操作しましょう。正しい方法で歯間ブラシやデンタルフロスを使用することで、インプラントと周囲の天然歯を健康に保ち、長期的な口腔の健康維持につながります。

インプラント周囲炎を防ぐための注意点

インプラント周囲炎とは?

インプラント周囲炎は、インプラントを支える骨や歯肉の周りで起こる炎症のことを指します。これは天然の歯に起こる歯周炎と類似した病態であり、インプラントの成功と長期的な維持にとって重要な要素です。インプラント周囲炎は、インプラントの周囲にプラークが溜まることが原因で発生します。これにより、細菌が繁殖し、歯肉の炎症を引き起こします。炎症が進行すると、インプラントを支える骨が次第に失われることがあります。

インプラント周囲炎を防ぐためには、日常の口腔ケアが非常に重要です。まず、インプラント周囲を清潔に保つことが基本です。歯磨きやフロス、歯間ブラシを使用して、インプラントの周囲に付着したプラークを丁寧に除去することが求められます。特にインプラントは天然の歯と違い、自己修復能力がないため、汚れや細菌を除去することがより重要になります。プラークがインプラントの周囲に溜まると、細菌が繁殖しやすくなり、炎症を引き起こす可能性が高まります。

また、定期的な歯科医院でのメンテナンスも欠かせません。歯科医師や歯科衛生士によるプロフェッショナルなクリーニングは、日常のケアだけでは取り除けない歯石やプラークを除去し、インプラント周囲の健康を保つために非常に効果的です。さらに、定期的な検診により、早期の段階で問題を発見し、迅速に対応することができます。早期に発見されれば、炎症の進行を防ぎ、インプラントを長持ちさせることが可能です。

加えて、生活習慣の見直しも重要です。喫煙はインプラント周囲炎のリスクを高める大きな要因です。喫煙は歯肉の血流を悪化させ、歯肉の抵抗力を低下させるため、炎症を引き起こしやすくします。また、免疫力が低下することで、口腔内の感染症に対する防御力が弱まるため、インプラント周囲炎の発生リスクが高まります。そのため、喫煙者は禁煙を心がけることが推奨されます。

さらに、適切な食生活もインプラントの健康に寄与します。バランスの取れた食事を摂ることで、口腔内の健康を保ち、インプラント周囲の炎症リスクを軽減することができます。糖分の多い食べ物や飲み物は、プラークの形成を助長し、細菌の繁殖を促進するため、摂取を控えることが望ましいです。代わりに、ビタミンCやカルシウムを豊富に含む食品を取り入れることで、歯肉や骨の健康をサポートすることができます。

インプラント周囲炎の予防には、日常的なケアと定期的な専門家によるチェック、生活習慣の見直しが不可欠です。これらの対策を講じることで、インプラントの健康を保ち、その寿命を延ばすことができます。口腔内の清潔さを維持し、歯科医師の指導を受けながら適切なケアを行うことが、インプラント周囲炎の防止に繋がります。

まとめ

インプラントのケアは、日々の積み重ねがとても重要です。インプラントは天然歯と異なる特性を持ち、特にその周囲組織の健康を維持するために、適切なケアが求められます。毎日の歯磨きやデンタルフロスの使用、さらに歯間ブラシなどの補助器具を用いて、丁寧にプラークを取り除くことがインプラントの長寿命化につながります。

また、洗口液を併用することで、細菌の繁殖を抑え、口腔内の清潔を保つことができます。加えて、インプラント周囲炎を予防するためには、定期的な歯科医院でのメンテナンスも不可欠です。歯科医師による専門的なケアを受けることで、日常では気づきにくい問題を早期に発見し、適切に対応することが可能です。

インプラントを健康に保つためには、日々の口腔ケアと専門的な診断と治療の両方が大切です。生活習慣の改善や適切なケア用品の選択も、インプラントの成功に大きく影響します。インプラントを長く快適に使用するためには、口腔の健康維持を心がけ、歯科医師の指導に従って定期的なメンテナンスを受けることが重要です。インプラントのケアを正しく行うことで、口腔の健康を保ち、インプラントの機能と美しさを長く維持することができます。

インプラントや審美歯科はきらり大森歯科へ

きらり大森歯科では、インプラント治療や審美歯科を含む幅広い歯科サービスをご提供し、患者様一人ひとりに最適な治療を行っています。最新の技術を使用し、痛みの少ない治療と安心して受けられる環境づくりに注力しています。インプラント治療で自然な機能を回復し、審美歯科では歯の美しさを追求することで、患者様の健康と美しさをサポートいたします。丁寧なカウンセリングを通じて、最適な治療をご提供しております。

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